「Ken Sato Memorial Concert」は、ローム株式会社の創業者であり、ローム ミュージック ファンデーションを設立して音楽文化の支援活動に尽力された佐藤研一郎氏(1931–2020)の志を、末永く未来へと紡いでいくため、2022年1月にスタートしたコンサートシリーズです。
第6回となる2027年1月の舞台に登場するのは、名匠イリヤ・イーティン。
同シリーズのプロデューサーを務める海老彰子が注目するのは、モスクワ音楽院に学び、現在はアメリカを拠点に世界各国で演奏・教育活動を続けるイーティンの、深い精神性と卓越した表現力です。
その演奏は、作品の内奥に静かに分け入り、音符の向こう側にある感情や記憶まで浮かび上がらせます。
イリヤ・イーティンからのメッセージ
静寂が記憶を呼び覚ますところ
物語を語る音楽があります。
同時に、言葉が生まれる前から心に宿っていた何かを、そっと思い出させてくれる―そんな音楽もあります。
そのような作品が、日本の聴衆の前でひときわ深く息づくように感じられるのは、そのためかもしれません。音と音のあいだに漂う静けさまでも音楽として受けとめる、日本の聴衆ならではの繊細な耳があるからです。
静寂と節度の中に美が宿る京都では、ショパンの「マズルカ」は心の独白となり、その歩みはやがて「バラード第4番」へと静かに結実します。
ラフマニノフの「前奏曲集」は、より雄大で根源的な響きを湛えながら私たちに語りかけます。それでいて、言葉では説明できない音楽だけが触れられるものは同じ― 移ろいゆく感情の奥底には、時を超えて変わることのない何かが息づいている─ のです。 ほんのひととき、音楽は、記憶と静寂、そして目には見えないものたちが、静かに出会う場所になるのです。
京都という特別な空間でイーティンが紡ぐショパンとラフマニノフ、静けさの中に宿る深い美。
そのひとときにご期待ください。
公演データ
Ken Sato Memorial Concert Vol.6
~ロシアピアニズムの継承者が奏でる”静寂の美”~
日 時: 2027年1月16日(土) 14:00開演
会 場: ロームシアター京都 サウスホール
出演者: イリヤ・イーティン (ピアノ)
曲 目:
●ショパン
即興曲第3番 変ト長調 Op.51
マズルカ イ短調 Op.17-4、ハ長調 Op.24-2 ほか
バラード第4番 へ短調 Op.52
●ラフマニノフ
前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」, ニ長調 Op.23-4, ロ短調 Op.32-10 ほか
プロデューサー海老彰子からのメッセージ、公演詳細については、こちらをご覧ください。
◆Rohm Music Foundation
https://www.rmf.or.jp/jp/topics/event_calendar/ksmc6
◆海老彰子
https://www.japanarts.co.jp/artist/akikoebi/










