春のワーグナー競演(下)~東京・春・音楽祭「トリスタンとイゾルデ」/「ニーベルングの指環」
この春相次いで開催されたワーグナー作品を取り上げた大型公演の振り返り特集の後編は東京・春・音楽祭のワーグナー・シリーズ第15弾「トリスタンとイゾルデ」(演奏会形式上演、取材=3月30日、東京文化会館大ホール)と同音楽祭2
あの感動の調べをもう一度。注目公演の模様を鑑賞の達人がライブ感たっぷりに再現します。
この春相次いで開催されたワーグナー作品を取り上げた大型公演の振り返り特集の後編は東京・春・音楽祭のワーグナー・シリーズ第15弾「トリスタンとイゾルデ」(演奏会形式上演、取材=3月30日、東京文化会館大ホール)と同音楽祭2
この春、ワーグナーの作品を取り上げた大型公演が4件、相次いで開催されるという〝ワーグナー祭り〟のような活況を呈している。そこで各公演を速リポで速報することに加えて、当コーナーでも2回に分けて詳しく振り返ってみたい。その前
小澤征爾のオペラ指揮デビューは1969年ザルツブルク音楽祭の「コジ・ファン・トゥッテ」(モーツァルト)、34歳になる年だった。2002年にボストン交響楽団を去り、ウィーン国立歌劇場音楽監督に就任することが内定したのは20
前衛性を押し出した指揮、理想的な歌手陣 ローザ・フェオラというイタリアのソプラノがいる。日本ではまだ名前が浸透しきっていないが、私がいま一番好きな歌手のひとりである。深く艶がある美声がどの音域でも完璧に制御され、精緻な表
日本のベテラン指揮者2人が登場したNHK交響楽団の2月定期公演A・Cプログラムをそれぞれ振り返る。Aプロは今年いっぱいで指揮活動からの引退を表明している井上道義がショスタコーヴィチの交響曲第13番ほかを取り上げた。一方、
イタリアは解釈、姿勢も、質も向上著しい 常軌を逸した円安が続き、海外演奏家の招聘(しょうへい)費用が激増するなど音楽業界も苦境を強いられている。高い旅費のせいで、欧米で音楽鑑賞をする日本人もコロナ前にくらべて減った。しか
国内の名だたるアーティストが集結し、全国各地で豪華な特別プログラムを展開していく「クラシック・キャラバン」は、コロナ禍を乗り越えることをコンセプトに一般社団法人日本クラシック音楽事業協会が企画したプロジェクトだ。3度目の
クラシックナビで毎年、お伝えしている在京オーケストラによる年末恒例のベートーヴェン第9公演聴き比べ企画。2023年のリポート後編はアラン・ギルバート指揮・東京都交響楽団、ジョナサン・ノット指揮・東京交響楽団、広上淳一指揮
クラシックナビを毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」の中で展開していた時から毎年、お伝えしている在京オーケストラによる年末恒例のベートーヴェンの交響曲第9番の公演聴き比べリポート。2023年は新型コロナ・ウイルスの感染法
首席指揮者ファビオ・ルイージの指揮でマーラーの交響曲第8番「一千人の交響曲」を取り上げたNHK交響楽団の第2000回定期公演について振り返る。取材したのはAプログラム初日の12月16日、NHKホールでの公演。(宮嶋 極)