~3~ 衝撃だったマエストロ・ティーレマンとのウィーン・フィル定期
ウィーン・フィルの公演では、弾きながら感動して涙が出てしまったコンサート、素晴らしすぎてもはや笑っちゃったコンサート、なんかもう凄過ぎて立てなかったコンサートなど色々あります。色々振り返っていきたいと思いますが、本日はそ
ウィーン・フィルの公演では、弾きながら感動して涙が出てしまったコンサート、素晴らしすぎてもはや笑っちゃったコンサート、なんかもう凄過ぎて立てなかったコンサートなど色々あります。色々振り返っていきたいと思いますが、本日はそ
「大阪フィル」「ブルックナー」と聞くとやはり多くの方々は朝比奈隆をイメージされるのではないだろうか?創立名誉指揮者・朝比奈隆が築いた伝統は今も残るとはいうものの、朝比奈が旅立ってもう20年が過ぎ、実際に朝比奈のタクトの下
戦乱の先にある平和、和解に強い思いを託した〝レニングラード〟 井上道義の引退ラリーは、いよいよ最終コーナーに差しかかった。1983年9月〜1988年2月に第2代音楽監督、2000年9月〜2003年8月に首席客演指揮者を務
力強さと繊細さを兼備した表現で、エストラーダの才能が全開となったN響との初顔合わせ N響との初顔合わせで、非凡な才能を発揮してみせたアンドレス・オロスコ・エストラーダ 写真提供=NHK交響楽団 コロンビア出身でウィーンを
作曲スタイルの変遷を時系列で克明に再現する美音 カナダ人ヴァイオリニスト、ジェイムズ・エーネス(1976―)は1995年にパガニーニの「カプリース(奇想曲)」全曲を録音してデビュー、今年8月にインディアナ大学ジェイコブス
ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)では、オペラのほかにほぼ毎日、コンサートや若者公演が開催される。レポートの最終回は、日本の若手が躍動した若者公演「ランスへの旅」と、印象に残ったコンサートについて。
ドイツの名門、バイエルン放送交響楽団(以下、BRSO)が、昨年首席指揮者に就任したサイモン・ラトルに率いられて今月、日本公演を行う。その聴きどころについて紹介する。 バイエルン放送響を率いて来日するサイモン・ラトル 写
名手の飾らない演奏が、ハイドンとベートーヴェンのソナタの斬新さと独創性を浮き彫りに オランダの名手ロナルド・ブラウティハムが弾く、ハイドンとベートーヴェン。あわせて6つのソナタ、個々の独創性が際立つプログラムだ(11月1
煌(きら)めく水の調べ――繊細で多彩、流麗なピアニズムの20周年 2003年に米国のクリーヴランド国際ピアノ・コンクールに優勝した翌年、日本で正式にデビューしてから20年の節目を記念し、9月22日に始まった全国10か所の
今年創立75周年を迎えるドイツの名門・バイエルン放送交響楽団の4年ぶりとなる来日公演についてご紹介します。 オーケストラを率いるのは、2023/24シーズンより首席指揮者に就任したサー・サイモン・ラトル。早くも現地から「
オペラの経験を積みパワーアップしたインキネンが日本フィルのステージに帰ってくる 日本フィルの前首席指揮者、ピエタリ・インキネンが、1年半ぶりに同オケの指揮台に帰ってくる。11月23日 横浜みなとみらいホールで行われる横浜
過去と現在が交差するノットらしいプログラム ラヴェル:スペイン狂詩曲は精緻にしてダイナミック。第3曲〝ハバネラ〟に一抹の寂しさを感じたのは、2026年3月で音楽監督を退任するノットの気持ちが無意識に出たのか、聴き手の思い
「連隊の娘」の成長物語でスター誕生! 多くのオペラ公演に接していても、「スター誕生」の瞬間に立ち会える僥倖(ぎょうこう)はまれだ。日生劇場で上演された「連隊の娘」は、総合芸術としての質の高さに加え、その貴重な体験をもたら
山田和樹が得意のフランス・プログラムで明快な音楽作り 11月最初のN響定期演奏会に登場した山田和樹、先月同団でブロムシュテット、デュトワを聴いた後ということもあり、登場しただけでその若さが引き立つようだ。今回満を持して得
豪華絢爛、金管十重奏&ピアノ版「展覧会の絵」を初演!ARK BRASSが魅せる新世紀の金管アンサンブル 金管楽器の国内トップ奏者によるドリーム・チームがARK BRASS(アークブラス)。2作目のCD「展覧会の絵
オペラ的な音の温もりや優しい歌心、ウィーン・フィルの魅力がつまった演奏会 アンドリス・ネルソンス&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演、初日の演奏会をミューザ川崎シンフォニーホールで聴いた。ムソルグスキー(ショス
2025年2月に来日するサカリ・オラモ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の日本ツアーについてご紹介いたします。 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団は、15世紀に創設された市民楽団を起源とするケルンの歴史あるオーケストラ。その
「イオニゼーション」他ヴァレーズ作品を収録したLP(クラフト指揮) 今は昔、東京は新宿に「風月堂」というハイ・グレードな名曲喫茶があった。当時の前衛志向の若者たちのたまり場としても有名だったこの喫茶店は、特に1950年代
左手から溢れ出るインスピレーションの泉〜舘野泉バースデー・コンサート2024 舘野泉は1936年(昭和11年)11月10日生まれで間もなく88歳、米寿を祝う。2002年に第2の故国フィンランドでの演奏会終演直後、脳溢血に
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、ヴァイオリニストにとって外すことのできない大切なレパートリー。全曲録音は大きな挑戦となる。この秋、二人の若き日本人奏者が相次いで全集をリリースし、難関を突破した。演奏のアプローチは
音楽の父、ヨハン・セバスチャン・バッハの名品は、いつの時代も演奏家の挑戦意欲を刺激してやまない。気鋭からトップ級まで、実力派の新譜が集まった。 <BEST1> J・S・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティー
ルルーの音楽性の高さが明示された興趣溢れる夕べ 日本フィルの11月定期は、フランソワ・ルルーの指揮とオーボエで、ラフの「シンフォニエッタ」、メンデルスゾーンの「無言歌集」より、同じく交響曲第3番「スコットランド」が披露さ
鈴木雅明の尽きない情熱——メンデルスゾーン「賛歌」で聴かせた至福の響き 宗教改革記念日の10月31日、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンがメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」(主催者の表記では、賛歌「聖書の言葉に基
音の魔術師 シャルル・デュトワが7年ぶりにN響の指揮台に立ち、色彩豊かなデュトワ・サウンドを披露 N響名誉音楽監督のシャルル・デュトワが久しぶりに同オケを指揮し、音の魔術師の面目躍如たる色彩豊かなサウンドで、アンサンブル
今年のロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ROF)は、開催地のペーザロが「イタリア文化首都」に設定されたため、上演されるオペラの演目数も、例年の3に対して4と多かった。加えて、最終日には演奏会形式で1夜かぎりの「ランスへ
金管楽器の国内トップ奏者が集結したドリーム・チームがARK BRASS(アークブラス)。21世紀のブラス・アンサンブル界をリードするべく、サントリーホールの都市型音楽祭「ARKクラシックス」のレジデント団体として2021