鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン
B→B バッハからメンデルスゾーン=バルトルディへ
鈴木雅明の尽きない情熱——メンデルスゾーン「賛歌」で聴かせた至福の響き 宗教改革記念日の10月31日、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンがメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」(主催者の表記では、賛歌「聖書の言葉に基
鈴木雅明の尽きない情熱——メンデルスゾーン「賛歌」で聴かせた至福の響き 宗教改革記念日の10月31日、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンがメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」(主催者の表記では、賛歌「聖書の言葉に基
音の魔術師 シャルル・デュトワが7年ぶりにN響の指揮台に立ち、色彩豊かなデュトワ・サウンドを披露 N響名誉音楽監督のシャルル・デュトワが久しぶりに同オケを指揮し、音の魔術師の面目躍如たる色彩豊かなサウンドで、アンサンブル
今年のロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ROF)は、開催地のペーザロが「イタリア文化首都」に設定されたため、上演されるオペラの演目数も、例年の3に対して4と多かった。加えて、最終日には演奏会形式で1夜かぎりの「ランスへ
金管楽器の国内トップ奏者が集結したドリーム・チームがARK BRASS(アークブラス)。21世紀のブラス・アンサンブル界をリードするべく、サントリーホールの都市型音楽祭「ARKクラシックス」のレジデント団体として2021
現役最長老、97歳のマエストロ、ヘルベルト・ブロムシュテットが2年ぶりにNHK交響楽団の定期公演に登場、ABC3プログラムをすべて指揮した。22年、23年と2度の転倒事故以来、いすに座っての指揮が続いているが、彼がN響か
静かな、憂いを含んだ、しかしとても幸福なひと時――フォルテピアノの儚げな音の生命を存分に味わった演奏会 北村朋幹はたしかに演奏家であるが、第一に、注意深い聴き手である。それは、今回をもって本邦初公開となったフォルテピアノ
日本初披露のデュオによる絶妙な語らい。巧妙なプログラムでヴァイオリン・ソナタの変遷をたどる充実の演奏会 バロックからモダンまで幅広い鍵盤楽器を弾きこなすアンドレアス・シュタイアーとのプロジェクトに、トッパンホールは200
最新のピリオド奏法のスタイルを取り入れながらも優美な演奏に仕上げた上岡敏之の手腕が光ったモーツァルトの後期三大交響曲 前音楽監督・上岡敏之指揮による新日本フィルのモーツァルト後期三大交響曲。作曲家在世当時の楽器や奏法を再
今年の夏、秋に2つの国際指揮者コンクールを取材した。一つはひろしま国際指揮者コンクール、もう一つは東京国際指揮者コンクール。東京国際指揮者コンクールは、1967年に始まり、今年が20回目にあたる。前回までは、東京国際音楽
毎年何万人と来る観客の1人として、必ず行っていた「ウィーン・フィル シェーンブルン宮殿 夏の野外コンサート」。先日NHKでも放送されて、みなさまの記憶にも新しいかと思います。ウィーン・フィルの極上の音楽と、シェーンブルン
カレーハウスCoCo壱番屋の創業者で現在は名古屋にある宗次ホールの代表を務める宗次德二さんがクラシック音楽と歩んできた軌跡をたどる連載の第3回。宗次さんが見てきた音楽家の姿や、これからクラシック音楽をもっと好きになりたいという人たちへのアドバイスを伺った。
「読み替え演出」の旗手、コンヴィチュニーが描く演劇的で鮮烈なドラマ 鬼才演出家ペーター・コンヴィチュニーは既成概念を覆す「読み替え演出」の旗手。出し物が物議をかもすのは計算のうちで、ブーを浴びて議論を巻き起こすことが劇場
日本フィルハーモニー交響楽団(JPO=平井俊邦理事長)は24日、「フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)」の肩書を持つ指揮者の広上淳一、演出家の高島勲とともにオペラをサントリーホールにおいてセミステージ形式で上演する「オペラ
ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの「エルミオーネ」でピッロに扮するスカラ (C)Amati Bacciardi バリトンのような強い声に情熱的な輝き 比類ないテクニックも備わる無二のテノール 主として1810年代、アン
「レルヒェナウのオックス」がスカラ座を征服〜キリル・ペトレンコ、「ばらの騎士」でスカラ座デビュー ハリー・クプファー演出、リヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」ph Brescia e Amisano ©Teatro a
京都で新しい音楽祭が始動! 古都・長岡京で楽聖ベートーヴェンと向き合う 京都府長岡京記念文化会館で開催された「ベートーヴェン・マラソン」の出演者たち ©︎Naoki Noda 京都府長岡京市で、楽聖ベートーヴェンの音楽に
作曲家が作品に込めたメッセージを鮮やかに描き出した炎のマエストロ小林研一郎と日本フィル 日本フィル桂冠名誉指揮者であり、84歳にして今も精力的な活動を続けている小林研一郎、国際的に活躍する若手ピアニストとして着実にキャリ
厳しい残暑が続いた9月、首都圏では内外の演奏家による名演が目白押しとなった。残暑に負けない〝熱いステージ〟の中からクラシックナビの選者の皆さんはどの公演をピカイチに選んだのか。そして11月のイチオシは……。 先月のピカイ
迫真的な服部のソロが白眉の「ハーレムの千一夜」、出口の堅牢かつ生気に満ちた音楽づくりで聴かせた魅惑の民族音楽集 東京フィルの10月定期は、出口大地の指揮で、ハチャトゥリアンの「ヴァレンシアの寡婦」組曲から3曲、ファジル・
https://youtu.be/UESsWb5OVHo 日本を代表するヴァイオリニストのひとりである大谷康子が来年、デビュー50周年を迎える。これを記念して1月10日、サントリーホールで「民族・言語・思想の壁を超えて未
マーラー・ブームの火付け役となったフランクフルト放送響がアルティノグルの指揮で新しいマーラー像を示した フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)来日公演初日。指揮は2021年から音楽監督を務めるアラン・アルティノグル。
セピア色の秋の夜に聴く、アポロンの調べ 2022年の「バッハ・プロジェクトⅠ」は「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」で完全なソロ。今回の「II」は全員がギリシャ出身の音楽家(ヴァイオリンのイヌイは父が日本人
夏の終わりにふさわしい、極上の清涼剤 1982年生まれのウルバンスキは2013年から3年間、首席客演指揮者を務めたので東京交響楽団の「鳴らし方」を心得ている。ラフマニノフの協奏曲は、1977年にクロアチアのザグレブで生ま
来日イタリア歌劇団の頂点、1961年の「第3次」(1)はこちら ネットなどの予約手段や購入ルートなどなかった時代、筆者たち一般のファンがいち早く希望の席のチケットを入手する方法は、売り出しの前日からプレイガイドに並ぶ手段
欧州ツアーの前哨戦で好演!読響が誇る奏者たちがソロイスティックなパッセージで存在感を放つ この10月、読響は楽団史上12回目の、現常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレとは初めての欧州ツアーに赴く。当夜の演奏会は、その前哨
リゲティを中心とした32の小品~豊かなイメージとカラフルな音色に彩られた小宇宙 フランスの名ピアニスト、エマールのリサイタルの中心はリゲティ。前半は「ムジカ・リチェルカータ」を順番通りに並べ、その間にベートーヴェンのバガ