アントン・ブルックナー(1824~1896) 今年は、アントン・ブルックナーの生誕200周年で、例年以上にブルックナーの交響曲が演奏されている。ブルックナーの交響曲は巨大で、第5番や第8番などは、その1曲だけで一晩の演奏 […]
アントン・ブルックナー(1824~1896) 今年は、アントン・ブルックナーの生誕200周年で、例年以上にブルックナーの交響曲が演奏されている。ブルックナーの交響曲は巨大で、第5番や第8番などは、その1曲だけで一晩の演奏 […]
オラモが東響を完全に掌握! 初共演にして目の覚めるような名演を披露 フィンランドの指揮者サカリ・オラモが東京交響楽団と初共演、母国の作曲家ラウタヴァーラ、サーリアホ、シベリウスの作品と、ドヴォルザークの田園交響曲と呼ばれ […]
上質の音楽舞台――台詞と音楽がシンクロする革新的な演奏会 佐渡裕新日本フィル音楽監督の就任2シーズン目が開幕。この日は、ベートーヴェンの交響曲第2番、メンデルスゾーンの劇付随音楽「夏の夜の夢」(抜粋)が演奏された。佐渡監 […]
1人の芸術家の見事な成就〜エッシェンバッハのブルックナー「第7」 ブルックナー生誕200年記念の節目と、1人の芸術家がピアニスト、指揮者のファッハ(専門領域)を超え、苦闘の末に手に入れた驚異の円熟の瞬間とが重なった。 今 […]
今年の3月、東京の桜はつぼみのままだったが、音楽界は東京・春・音楽祭が開幕するなど名演、名舞台が目白押しで、桜よりひと足早く〝満開〟の様相を呈した。そこで今回は3月開催のステージからピカイチを、5月に予定されている公演か […]
酒井 健治 ©Maxime Lenik 新風を吹き込む豪華精鋭音楽家たちが集結! 2021年度からスタートした 「C×C(シー・バイ・シー)」 は、気鋭の作曲家(Composer)が、過去の偉大な作曲家(Composer […]
この春相次いで開催されたワーグナー作品を取り上げた大型公演の振り返り特集の後編は東京・春・音楽祭のワーグナー・シリーズ第15弾「トリスタンとイゾルデ」(演奏会形式上演、取材=3月30日、東京文化会館大ホール)と同音楽祭2
この春、ワーグナーの作品を取り上げた大型公演が4件、相次いで開催されるという〝ワーグナー祭り〟のような活況を呈している。そこで各公演を速リポで速報することに加えて、当コーナーでも2回に分けて詳しく振り返ってみたい。その前
小澤征爾のオペラ指揮デビューは1969年ザルツブルク音楽祭の「コジ・ファン・トゥッテ」(モーツァルト)、34歳になる年だった。2002年にボストン交響楽団を去り、ウィーン国立歌劇場音楽監督に就任することが内定したのは20
前衛性を押し出した指揮、理想的な歌手陣 ローザ・フェオラというイタリアのソプラノがいる。日本ではまだ名前が浸透しきっていないが、私がいま一番好きな歌手のひとりである。深く艶がある美声がどの音域でも完璧に制御され、精緻な表
日本のベテラン指揮者2人が登場したNHK交響楽団の2月定期公演A・Cプログラムをそれぞれ振り返る。Aプロは今年いっぱいで指揮活動からの引退を表明している井上道義がショスタコーヴィチの交響曲第13番ほかを取り上げた。一方、
イタリアは解釈、姿勢も、質も向上著しい 常軌を逸した円安が続き、海外演奏家の招聘(しょうへい)費用が激増するなど音楽業界も苦境を強いられている。高い旅費のせいで、欧米で音楽鑑賞をする日本人もコロナ前にくらべて減った。しか
国内の名だたるアーティストが集結し、全国各地で豪華な特別プログラムを展開していく「クラシック・キャラバン」は、コロナ禍を乗り越えることをコンセプトに一般社団法人日本クラシック音楽事業協会が企画したプロジェクトだ。3度目の
クラシックナビで毎年、お伝えしている在京オーケストラによる年末恒例のベートーヴェン第9公演聴き比べ企画。2023年のリポート後編はアラン・ギルバート指揮・東京都交響楽団、ジョナサン・ノット指揮・東京交響楽団、広上淳一指揮
今年の3月、東京の桜はつぼみのままだったが、音楽界は東京・春・音楽祭が開幕するなど名演、名舞台が目白押しで、桜よりひと足早く〝満開〟の様相を呈した。そこで今回は3月開催のステージからピカイチを、5月に予定されている公演か
3月の「先月のピカイチ、来月のイチオシ」は2月のステージからピカイチを、4月に開催予定の公演からイチオシを選者の皆さんに紹介していただいた。 先月のピカイチ ◆◆24年2月◆◆ 東条碩夫(音楽評論家)選 〈東京二期会 ワ
2024年も年明けから各地で名演、名舞台が目白押しとなっている。今回は1月のステージからピカイチを、3月に開催予定の公演からイチオシを選者の皆さんに紹介していただいた。 先月のピカイチ ◆◆24年1月◆◆ 東条碩夫(音楽
〝日本の聴衆の温かさと熱意を嬉(うれ)しく感じました〟 ——エーファ・マリア・トマジ&シュテファン・ドール 2023年の1年間に国内で開催されたクラシック音楽の公演から毎日クラシックナビの筆者を中心とした音楽評論家、ジ