最後のライヴ、巨匠の至芸
日本のオーケストラと関係が深い名指揮者たちの交響曲録音が相次いで登場した。巨匠最後の公演を記録したライヴ盤から、気鋭の進境ぶりを伝える快演まで色とりどりだ。 <BEST1> ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンテ
新譜の中から選りすぐりの「旬のディスク」3枚を、音楽ジャーナリスト・深瀬満さんが紹介します。
日本のオーケストラと関係が深い名指揮者たちの交響曲録音が相次いで登場した。巨匠最後の公演を記録したライヴ盤から、気鋭の進境ぶりを伝える快演まで色とりどりだ。 <BEST1> ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンテ
作曲当時と同じ仕様のピリオド楽器などを使う古楽器演奏は、ディスクの世界でも存在感を増すばかり。優れた新譜のリリースが、どんどん続く。 <BEST1> イル・ポモ・ドーロ モーツァルト 交響曲全集Vol.2(第29、40番
20世紀ロシアの伝説的なピアニストによる名演群が、最新技術で音質の向上を図られ、ふたたび登場した。師弟関係にある現代の名匠も、新録で名品2曲のアルバムを作った。 <BEST1> ホロヴィッツ・プレイズ・ラフマニノフ ウラ
作曲当時の、または同じ仕様のピリオド楽器を使う古楽器オーケストラによる、印象深い新譜がそろった。 <BEST1> メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」 1833年初稿&1834年最終稿 ジョルディ・サヴァール指揮/
その土地ならではのユニークな存在感を放つオーケストラによる、味わい深い名演が集まった。胸にしみる響きが、じっくり楽しめる。 <BEST1> シベリウス:交響曲第3番、カレリア組曲、交響詩「フィンランディア」 村川千秋(指
個性豊かなピアニストによる興味深い新譜が、続々と登場した。最新の録音から、過去の未発表音源集まで、バラエティーに富んでいる。 <BEST1> モーツァルト ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ
世界各地のオーケストラ特有の味わいや機能性を生かした新譜が、クラシック界をにぎわせている。 <BEST1> バルトーク ピアノ協奏曲全集 ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)/エサ=ペッカ・サロネン(指揮)/サンフランシ
ソリストの魅力が全開となる器楽曲のアルバムがそろった。 <BEST1> ヒラリー・ハーン イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27 ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン) ドイツグラモフォン(ユニバーサルミュージック
室内楽の基本はデュオ。ベテランから新鋭まで、個性豊かな組み合わせによる魅力的な新譜がそろった。 <BEST1> ブラームス チェロ・ソナタ第1番、第2番 ベネディクト・クレックナー(チェロ)/小菅優(ピアノ) ソニーミュ
大編成オーケストラの醍醐味(だいごみ)を満喫させる新譜が、相次いで登場した。この後、名盤として高い評価を得そうなディスクもある。 <BEST1> ホルスト 組曲「惑星」 ダニエル・ハーディング指揮/バイエルン放送交響楽団