名曲で味わうオーケストラの「今」
大編成オーケストラの醍醐味(だいごみ)を満喫させる新譜が、相次いで登場した。この後、名盤として高い評価を得そうなディスクもある。 <BEST1> ホルスト 組曲「惑星」 ダニエル・ハーディング指揮/バイエルン放送交響楽団
新譜の中から選りすぐりの「旬のディスク」3枚を、音楽ジャーナリスト・深瀬満さんが紹介します。
大編成オーケストラの醍醐味(だいごみ)を満喫させる新譜が、相次いで登場した。この後、名盤として高い評価を得そうなディスクもある。 <BEST1> ホルスト 組曲「惑星」 ダニエル・ハーディング指揮/バイエルン放送交響楽団
きらりと輝く小品を集めたアルバムにこそ、その音楽家の本質がおのずと表れるもの。名手3人が、それぞれの持ち味を発揮したユニークな小品集を出した。 <BEST1> 田部京子「メロディー」 スコリク:メロディー/ラヴェル:ボロ
この春に日本を訪れ、鮮烈な演奏で魅了していった名演奏家たちが、新譜ディスクでも秀作を競っている。 <BEST1> 20世紀傑作選⑤ バルトーク:管弦楽のための協奏曲&中国の不思議な役人 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)/NHK
新旧のスターが活躍するオペラの名品が相次いでリリースされた。豪華な顔ぶれの競演に、思わず引き込まれる。 <BEST1> プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」全曲 ソンドラ・ラドヴァノフスキ(ソプラノ)/ヨナス・カウフマン
「音楽の父」ヨハン・セバスティアン・バッハの作品がもつ魅力は無尽蔵。最近も、有力奏者による興味深い新譜が、次々と現れている。 <BEST1> J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) 上野通明(チェロ) ラ・ドルチェ・ヴ
国内の有力演奏家・団体による、特別な意味合いを持つディスクが相次いで出た。コロナ禍に翻弄された時代を反映した作品にもなっている。 <BEST1> 尾高忠明&大フィル ブルックナー:交響曲第5番 尾高忠明(指揮)/大阪フィ
国内外で活躍する世界屈指のヴァイオリニストによる有力な新録音が続々と登場した。しかも3人とも、昨秋から年末にかけての来日公演で素晴らしい名演を聴かせていった。 <BEST1> 庄司紗矢香&カシオ―リ モーツァルト
小ぶりなサイズのオーケストラを生かして、その顔合わせならではの魅力をたっぷりと伝える新譜がそろった。 <BEST1> 鈴木秀美&オーケストラ・リベラ・クラシカ ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」ほか 鈴木秀美(指揮)
海外、そして国内で、クラシック音楽界に旋風を巻き起こす若き才能が、新譜ディスクでも注目作をリリースした。 <BEST1> マケラ&オスロ・フィル シベリウス:交響曲第2番ほか クラウス・マケラ(指揮)/オスロ・フ
ヨーロッパの名門、そしてピリオド楽器による新興勢力と、日本でも人気の高いオーケストラによる交響曲の新譜が、話題を呼んでいる。 <BEST1> ロト&レ・シエクル マーラー:交響曲第4番 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮