
~81~ ブレヒトと親交のあった作曲家たちの交響曲
劇作家 ベルトルト・ブレヒト 今年は、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト(1898~1956)の生誕125周年にあたる。音楽の世界では、彼はクルト・ヴァイルの「三文オペラ」の脚本家として高名であるが、ヴァイルのほかにも、
音楽評論家の山田治生さんが、国内外のオーケストラの最新情報や鑑賞に役立つ豆知識などを紹介、演奏会に足を運びたくなるコラムです。
劇作家 ベルトルト・ブレヒト 今年は、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト(1898~1956)の生誕125周年にあたる。音楽の世界では、彼はクルト・ヴァイルの「三文オペラ」の脚本家として高名であるが、ヴァイルのほかにも、
10月1日、新国立劇場のオペラ部門の新シーズンが、プッチーニの「修道女アンジェリカ」とラヴェルの「子どもと魔法」で開幕した。一幕物のオペラの二本立てでいささかコンパクトなプログラムともいえたが、オーケストラ・ピットの中は
9月11日、サントリーホールで、久石譲指揮新日本フィルの演奏で、久石の新作を聴いた。新日本フィルからの委嘱を受けて書かれたその作品は「Adagio for 2 Harps and Strings (2台のハープと弦楽の
8月1日、パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌のアカデミー生たちによって編成される「PMFオーケストラ」の東京公演で、ブルックナーの交響曲第9番の補筆完成版を聴いた。ブルックナーが、交響曲第9番の第3楽章までを
マックス・レーガー 6月は、NHK交響楽団と東京フィルハーモニー交響楽団がラフマニノフの初期の交響曲第1番を取り上げ、山田和樹&バーミンガム市交響楽団が彼の交響曲第2番を演奏するなど、ラフマニノフの生誕150周年がますま
先日、サントリーホールのチェンバーミュージック・ガーデンで、ピアノの北村朋幹、ヴァイオリンの郷古廉、チェロの横坂源のトリオが、ベートーヴェンの交響曲第2番とショスタコーヴィチの交響曲第15番を演奏した。ベートーヴェンの同
音楽祭といえば、夏や秋がイメージされるが、いまや春も音楽祭の季節となっている。5月の連休中に「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」に行った。コロナ禍のため、4年ぶりの開催。コロナ禍以前の公演数には戻っていなかったものの、50
近年、オペラの演奏会形式での上演が増えているが、この春はいつも以上に多く、わずか半月の間に、筆者はヴェルディの「仮面舞踏会」、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、R・シュトラウスの「平和の日」、プッチーニ
NHK交響楽団の1月定期公演で、バルトークのヴィオラ協奏曲を聴いた。独奏はベルリン・フィルの首席奏者、アミハイ・グロス。新しい世代のヴィオラの名手の演奏だった。 ヴィオラという楽器は、長く独奏用の楽器とはみなされず、協奏
この1月から3月にかけて、「リバーサルオーケストラ」というドラマが放送された。プロのオーケストラがテーマとなるドラマは案外珍しい。それは、俳優がプロの演奏家のように弾く真似(まね)をするのがかなり難しいこともあるだろう。