サカリ・オラモ指揮 東京交響楽団第719回 定期演奏会
オラモが東響を完全に掌握! 初共演にして目の覚めるような名演を披露 フィンランドの指揮者サカリ・オラモが東京交響楽団と初共演、母国の作曲家ラウタヴァーラ、サーリアホ、シベリウスの作品と、ドヴォルザークの田園交響曲と呼ばれ
公演翌日の午後にはそのリポートをアップし、ステージの感動が冷めやらぬうちに読者の皆さまにお伝えすることを目指します。
オラモが東響を完全に掌握! 初共演にして目の覚めるような名演を披露 フィンランドの指揮者サカリ・オラモが東京交響楽団と初共演、母国の作曲家ラウタヴァーラ、サーリアホ、シベリウスの作品と、ドヴォルザークの田園交響曲と呼ばれ
上質の音楽舞台――台詞と音楽がシンクロする革新的な演奏会 佐渡裕新日本フィル音楽監督の就任2シーズン目が開幕。この日は、ベートーヴェンの交響曲第2番、メンデルスゾーンの劇付随音楽「夏の夜の夢」(抜粋)が演奏された。佐渡監
1人の芸術家の見事な成就〜エッシェンバッハのブルックナー「第7」 ブルックナー生誕200年記念の節目と、1人の芸術家がピアニスト、指揮者のファッハ(専門領域)を超え、苦闘の末に手に入れた驚異の円熟の瞬間とが重なった。 今
ヴァイグレ指揮読響の劇的な演奏、藤村実穂子ら歌手陣の見事な歌唱 アルゴスの王、トロイ戦争でのギリシャ軍の総帥アガメムノンは、妃クリテムネストラ(藤村実穂子)とその姦夫エギスト(シュテファン・リューガマー)により浴場で殺害
うかつであった。東京・春・音楽祭でリッカルド・ムーティが指揮する「アイーダ」を堪能したすぐ後に、イノン・バルナタンのリサイタルを聴き、しかもこれについて書くことになるとは――。 バルタナンは抜群の運動神経と鋭敏な知性で観
帝王ムーティのタクトの下、演者が混然一体となった堂々たる威容の「アイーダ」 東京・春・音楽祭後半のハイライトであるリッカルド・ムーティ指揮によるヴェルディ「アイーダ」演奏会形式上演。平日の昼にもかかわらず東京文化会館大ホ
奏者の配置が変われば音楽も変わる、弦楽四重奏の奥深さを感じた演奏会 東京・春・音楽祭は選りすぐったキャスティングによる室内楽も売り物。今回も本欄でいくつか報告済みだ。当夜のブラームス弦楽四重奏曲全集も、興味深い成果を聴か
達人ならではのクールな道程 若いと思っていたピョートル・アンデルシェフスキも頭に白いものが目立つようになり、すっかりベテランの風格を漂わせるようになった。しかし音楽面では、鬼才らしい攻めの姿勢を崩さないのが彼の行き方。今
ウィーンにまつわる2つの交響曲「第3番」、壮快な後味を残したシューベルトと堂々たる円熟のブルックナー 日本フィルの東京定期に登場した下野竜也が選んだ曲目は、シューベルトにブルックナーの交響曲「第3番」づくし。ことし生誕2
ウィンナ・ワルツから調性のない音楽へ――新ウィーン楽派の世界へと誘われた演奏会 東京・春・音楽祭はザルツブルク音楽祭のように同じ日に複数会場で多様な公演が開催されている。11日夜、東京文化会館大ホールでは「ラ・ボエーム」