速リポ

公演翌日の午後にはそのリポートをアップし、ステージの感動が冷めやらぬうちに読者の皆さまにお伝えすることを目指します。

東響と待望の初共演を果たした指揮者サカリ・オラモ ©︎TSO

サカリ・オラモ指揮 東京交響楽団第719回 定期演奏会

オラモが東響を完全に掌握! 初共演にして目の覚めるような名演を披露 フィンランドの指揮者サカリ・オラモが東京交響楽団と初共演、母国の作曲家ラウタヴァーラ、サーリアホ、シベリウスの作品と、ドヴォルザークの田園交響曲と呼ばれ

巧みなメンバー組成でブラームス弦楽四重奏全曲を披露した。写真左からヴァイオリンの周防、小川、チェロ向山、ヴィオラ川本 (C)平舘平/東京・春・音楽祭2024

東京・春・音楽祭2024 ブラームスの室内楽Ⅺ

奏者の配置が変われば音楽も変わる、弦楽四重奏の奥深さを感じた演奏会 東京・春・音楽祭は選りすぐったキャスティングによる室内楽も売り物。今回も本欄でいくつか報告済みだ。当夜のブラームス弦楽四重奏曲全集も、興味深い成果を聴か

音楽面で攻めの姿勢を崩さないアンデルシェフスキらしいユニークな構成のプログラムで聴衆をひきつけた

ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル

達人ならではのクールな道程 若いと思っていたピョートル・アンデルシェフスキも頭に白いものが目立つようになり、すっかりベテランの風格を漂わせるようになった。しかし音楽面では、鬼才らしい攻めの姿勢を崩さないのが彼の行き方。今