佐渡裕指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第156回定期演奏会
みんなの未来を応援する三三七拍子で会場がひとつに!マーラー8番「千人の交響曲」 では圧倒的なヒューマンパワーで感動を巻き起こす 阪神・淡路大震災30年及び、復興のシンボルである兵庫県立芸術文化センター開館20周年を記念し
みんなの未来を応援する三三七拍子で会場がひとつに!マーラー8番「千人の交響曲」 では圧倒的なヒューマンパワーで感動を巻き起こす 阪神・淡路大震災30年及び、復興のシンボルである兵庫県立芸術文化センター開館20周年を記念し
開演直前の主役の降板というピンチを乗り超えて公演を成功させた新国立劇場の底力を示した「さまよえるオランダ人」 新国立劇場オペラパレスの2025年はワーグナーの「さまよえるオランダ人」(マティアス・フォン・シュテークマン演
ショスタコーヴィチが作品に潜ませた仕掛けを細密に解き明かしたソヒエフ&N響によるレニングラード交響曲 N響の今年最初の定期となったAプログラム初日。指揮はトゥガン・ソヒエフ、曲目はショスタコーヴィチの交響曲第7番。このと
「高関節」全開!克明なアプローチで臨んだマーラーの「第7番」 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団・常任指揮者の高関健 ©️大窪道治 サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番に、マーラーの交響曲第7番「夜の歌」と一風変わった
ヤマカズと日本フィルのエルガー~人生の暗喩としての交響曲 昨年バーミンガム交響楽団の音楽監督に就任して今年の6月に同オーケストラと来日公演が予定されている山田和樹が、日本フィルの定期でエルガーとヴォーン=ウィリアムズを振
今回の「先月のピカイチ 来月のイチオシ」では年初恒例の特別企画、毎日クラシックナビが選ぶ「2024年開催公演の年間ベスト10」の集計結果を発表します。今年は当サイトのレギュラー執筆者である音楽評論家、ジャーナリストの中か
だれも真似できないまろやかさと力強さの両立 仏語のたとえようのない美しさ このところ急速に頭角を現したフランスのテノール、バンジャマン・ベルナイム。過去にも来日してはいるが、「大物」になってからは、このソロ・コンサートが
〝祈り〟から〝希望〟へ――「音楽の力」を実感した記憶に残るコンサート 25年都響の定期演奏会は80歳の巨匠スラットキンとの初共演で幕を開けた。1曲目は夫人でもあるシンディ・マクティーの「弦楽のためのアダージョ」、01年9
長年来日が待ち望まれていた韓国系米国人ピアニストのソン・ミンスが2025年1月、遂に日本上陸する。25日にサントリーホールで開催されるベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏会で、第4番ト長調のソリストを務める。日本ではスター
豪華奏者が集結!平和を願い、奏でた〝未来への讃歌〟 ヴァイオリンの大谷康子の「デビュー50周年記念特別コンサート」。ただし祝祭的な公演ではなく、「民族・言語・思想の壁を超えて未来に向かう音楽会」を趣旨とした意義深い構成が
名指揮者の宝庫フィンランド出身の俊英サントゥ=マティアス・ロウヴァリが今月、フィルハーモニア管を率いて来日 フィンランド出身の注目指揮者、サントゥ=マティアス・ロウヴァリが今月、首席指揮者を務める英国の名門、フィルハーモ
結成60年を迎えて円熟を深めるギター・デュオが聴かせる南米ギター音楽の名作 ピアソラが高い評価をしていたことでも知られるブラジルの人気ギター・デュオ、アサド兄弟が4月に来日し、東京、大阪、名古屋でデュオ・コンサートを行う
在京オーケストラによる2024年末の第9公演(ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125〝合唱付き〟)の聴き比べリポート。後編は(取材順に)東京都交響楽団、東京交響楽団、岩城宏之メモリアル・オーケストラの公演について
首席奏者として臨む「ばらの騎士」が上演されるインスブルックのチロル州立劇場 ウィーン国立歌劇場でエキストラとして演奏させてもらえるようになってから3年が経ちました。この3年の間に、「リゴレット」「トスカ」「ドン・ジョバン
国内のオーケストラによるライヴCDが、まとめて登場した。推薦した3点とも、実際に会場で聴いた時の感銘やインパクトを、生々しく呼び起こしてくれる。 <BEST1> オルフ 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」 アンドレア・
井上道義ラスト・コンサート!トレードマークの踊るような指揮姿、愛情に溢れる演出で最後まで聴衆を魅了 「第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート 井上道義(指揮)」は、2024年末をもって指揮活動から引退する井上にとって
レナード・スラットキン 写真提供=大阪フィル 大阪フィルが過去にレナード・スラットキン氏と共演したのは1度だけ。2019年3月の第326回定期演奏会でのことだった。人気曲のバースタインの「キャンディード」序曲に始まり、粋
前回の記事で、ウィーン・フィルでの公演で凄すぎてびっくり仰天しちゃったコンサートにMo.(マエストロ)ティーレマンとの定期公演をあげましたが、今回ももうひとつ振り返りたいと思います。 それは、今年の5月にあったMo.ムー
毎日クラシックナビの恒例企画、在京オーケストラによる年末第9公演(ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125〝合唱付き〟)の聴き比べリポート。24年12月に開催された公演から6つのコンサートをピックアップし2回に分け
カレーハウスCoCo壱番屋の創業者で現在は名古屋にある宗次ホールの代表を務める宗次德二さんがクラシック音楽と歩んできた軌跡をたどる連載の第3回。宗次さんが見てきた音楽家の姿や、これからクラシック音楽をもっと好きになりたいという人たちへのアドバイスを伺った。
豊かでチャーミングな表現で輝く小林沙羅(ソプラノ)と、圧倒的な美声と卓説した表現力でオペラ界をリードする大西宇宙(バリトン)。オペラの魅力を体現している2人がデュオ・リサイタルを行うのだから〝事件〟である。しかも、本格的
11月は芸術の秋にふさわしい名演、熱演が各地で繰り広げられた。そこで今回は11月開催のステージからピカイチを、1月開催予定の公演からイチオシを選者の皆さんに紹介していただく。 先月のピカイチ ◆◆11月◆◆ 東条碩夫(音
2024年のオーケストラ界の出来事で最も衝撃を受けたのは小澤征爾の逝去であった。筆者が小澤の訃報に最初に接したのは、2月9日の読売日本交響楽団の定期演奏会だった。演奏会の途中休憩のあと、当日の指揮者、山田和樹がステージか
親密な響き、品格ある歌声と透明度の高い合唱がホールを祝福感で満たす サントリーホール恒例となった「聖夜のメサイア」は2001年の開始以来、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が舞台に立ち続けてきた。昨年は創設者の音楽監
インタビューに応じる上村 古楽から現代音楽まで幅広く活躍する、チェリストの上村文乃が「A OF CELLO」というリサイタル・シリーズを始める。その第1弾(1月25日・王子ホール)でもやはり、バッハから細川俊夫作品(日本
求心的なアプローチで映し出す、孤高の芸術家の悲しみと嘆き 千住真理子にとって、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタはライフワークだ。節目のたび全曲演奏に臨んでおり、今回はデビュー50周年特別プレ企画と位置付けられた。201