ロバート・トレヴィーノ指揮 東京都交響楽団第1012回定期演奏会Bシリーズ
鈴木優人指揮 読売日本交響楽団第643回定期演奏会
エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル
ヴァイオリニスト ヤンネ舘野
2025年4月から札響の首席指揮者に就任するエリアス・グランディ 提供:札幌交響楽団
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エリアス・グランディ指揮 札幌交響楽団 第665回定期演奏会

札響に新時代到来!次期首席指揮者エリアス・グランディが、叙事性を掴んだマーラーを聴かせる ラドミル・エリシュカ時代、マックス・ポンマー時代、マティアス・バーメルト時代。それぞれ年に一度くらいだろうか、ホームの「キタラ」を

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集
今月のイチ盤

日本人ソリスト、第一級の響き

世界へ羽ばたいた日本人ソリストの意欲的な新譜リリースが続く。いずれも評判にたがわぬ仕上がりで、ますます今後が楽しみになる。 <BEST1> ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集 佐藤俊介(ヴァイオリン)/スーアン・チ

バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、サイモン・ラトル©池上直哉
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サイモン・ラトル指揮 バイエルン放送交響楽団 東京公演

ENGLISH TEXT エモーションの封殺から最大注入まで――バイエルン放送交響楽団の技能と芸術性を証明した圧巻の演奏 バイエルン放送交響楽団は、サイモン・ラトルを首席指揮者に迎えてから1年ほどを経たばかりだが、はやく

グレゴリー・クンデ
ウチのイチ推し

これがアリアの理想型、奇跡の「誰も寝てはならぬ」
グレゴリー・クンデが一夜かぎりのコンサート

作曲者が求めた曲の深奥に迫る歌唱 日本はクラシック音楽、とりわけオペラの世界で、「ガラパゴス化している」と語られることがある。動植物に関してなら、独自の進化を遂げた希少種の宝庫だという褒め言葉になる。だが、オペラという西

NHK交響楽団と首席指揮者ファビオ・ルイージ 写真提供:NHK交響楽団
オーケストラのススメ

~93~ シーズン・プログラムの読み方

オーケストラ・ファンにとって1年間で最もワクワクする瞬間は、シーズン・プログラムの発表のときではないだろうか。最近、いろいろなオーケストラが来年度のシーズン・プログラムを次々と発表している。 シーズン・プログラムは、単な

ブルックナーへの思いを語ったサイモン・ラトル ©山田治生
ニュース

サイモン・ラトル&バイエルン放送響 来日記者懇談会

ラトルという新たなシェフを得て、新時代への扉を開いた名門、バイエルン放送響 サイモン・ラトルが新しいパートナー、バイエルン放送交響楽団(BRSO)とともに来日し、同団事務局長ニコラス・ポントと記者懇談会に出席した。今年が

宗次德二さん
むねつぐ通信

第2回 〝清く、正しく〟取り組めば商売は面白くなる。「趣味は仕事です!」と言えたらしめたもの

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者で現在は名古屋にある宗次ホールの代表を務める宗次德二さんがクラシック音楽と歩んできた軌跡をたどる連載の第3回。宗次さんが見てきた音楽家の姿や、これからクラシック音楽をもっと好きになりたいという人たちへのアドバイスを伺った。

東京都交響楽団終身名誉指揮者の小泉和裕が、新旧ウィーン楽派のプログラムを披露した©堀田力丸/東京都交響楽団提供
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小泉和裕指揮 東京都交響楽団 第1011回定期演奏会Bシリーズ

シェーンベルク・イヤーに捧げる圧巻の交響詩「ペレアスとメリザンド」 いまや東京都交響楽団の終身名誉指揮者にある小泉和裕は近年、如実に円熟を深めている。この日も、シェーンベルク生誕150周年にふさわしい交響詩「ペレアスとメ

ピアチェンツァの「エジプトのモゼ」でのバッティステッリ (C)Rolando Paolo Guerzoni
香原斗志「イタリア・オペラ名歌手カタログ」

<第55回> マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)

ピアチェンツァの「エジプトのモゼ」でのバッティステッリ (C)Rolando Paolo Guerzoni ケニア生まれのイタリア人のきらめく声による軽やかで鮮やかな表現 2024年4月、東京・春・音楽祭で上演されたプッ

カーネギーホールで。右端にはティーレマン!
ヴィオラ奏者 有冨萌々子のオーストリア便り

~3~ 衝撃だったマエストロ・ティーレマンとのウィーン・フィル定期

ウィーン・フィルの公演では、弾きながら感動して涙が出てしまったコンサート、素晴らしすぎてもはや笑っちゃったコンサート、なんかもう凄過ぎて立てなかったコンサートなど色々あります。色々振り返っていきたいと思いますが、本日はそ

大阪フィルのブルックナー演奏の礎を築いた創立名誉指揮者の故・朝比奈隆 (C)飯島隆
ウチのイチ推し

大阪フィルとブルックナー、そして交響曲第8番

「大阪フィル」「ブルックナー」と聞くとやはり多くの方々は朝比奈隆をイメージされるのではないだろうか?創立名誉指揮者・朝比奈隆が築いた伝統は今も残るとはいうものの、朝比奈が旅立ってもう20年が過ぎ、実際に朝比奈のタクトの下

フォルヴィル伯爵夫人を歌う米田(中央) (C)Amati Bacciardi
アンコール

期待の日本人若手と至芸を披露する名歌手たち
「ペーザロ・ロッシーニ・フェスティバル」2024レポート③

ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)では、オペラのほかにほぼ毎日、コンサートや若者公演が開催される。レポートの最終回は、日本の若手が躍動した若者公演「ランスへの旅」と、印象に残ったコンサートについて。

バイエルン放送響を率いて来日するサイモン・ラトル  写真提供=ジャパン・アーツ
必聴!

サイモン・ラトル 指揮 バイエルン放送交響楽団来日公演

ドイツの名門、バイエルン放送交響楽団(以下、BRSO)が、昨年首席指揮者に就任したサイモン・ラトルに率いられて今月、日本公演を行う。その聴きどころについて紹介する。 バイエルン放送響を率いて来日するサイモン・ラトル  写

ハイドンとベートーヴェン、あわせて6つのソナタを演奏したロナルド・ブラウティハム(c)大窪道治 提供:トッパンホール
速リポ

ロナルド・ブラウティハム フォルテピアノ・リサイタル

名手の飾らない演奏が、ハイドンとベートーヴェンのソナタの斬新さと独創性を浮き彫りに オランダの名手ロナルド・ブラウティハムが弾く、ハイドンとベートーヴェン。あわせて6つのソナタ、個々の独創性が際立つプログラムだ(11月1