クラシック音楽界の〝超新星〟として世界的注目を集めるクラウス・マケラが首席指揮者を務めるノルウェーの名門オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と来日し、連日各地で鮮烈な演奏を披露し話題を集めている。そんなマケラがツアーの合間の19日夜、オケの主要メンバーやソリストの辻井伸行らとともに、クリスティン・イグルム駐日ノルウェー大使主催の歓迎レセプションに参加し、クラシックナビに向けて日本公演にかける意気込みなどを語ってくれた。
マケラは北欧の名門である同オケで首席指揮者を務めていることに加えて、現在パリ管弦楽団の音楽監督も務めているほか、27年からは世界3大オケにも数えられるオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任することも発表されている。20歳代の若さで、世界の名門オケのポストに次々と就任していることからもマケラの天才ぶりがうかがえる。
今回のツアーではショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番(ピアノ・辻井伸行)、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」などのAプロ、シベリウスの交響曲第2番、第5番のBプロの2つの演目を引っ提げて日本各地で公演を開催中。マケラはクラシックナビを通して日本の音楽ファンに向けて「日本の素晴らしい聴衆と素晴らしいホールで演奏できることは私とオーケストラにとって名誉なこと。日本の皆さまを満足させうる演奏をお聴かせしたい」などと語っていた。
なお、ツアーの残りの日程は下記の通り。
10月21日(土)愛知・愛知県芸術劇場コンサートホール【Aプロ】
22日(日)大阪・フェスティバルホール【Aプロ】
23日(月)東京・サントリーホール【Aプロ】※完売
24日(火)東京・サントリーホール【Bプロ】
26日(木) 熊本・熊本県立劇場コンサートホール【Aプロ】