クラシックと革新を体現するスターが、ヴィヴァルディ×ピアソラを日本で熱演
2009年にエリザベート王妃国際コンクールで優勝、トッププレイヤーとして世界的に活躍しながら、また革新的な起業家としても注目を集めるレイ・チェンが、2月17日(火)、すみだトリフォニーホールで一夜限りの特別コンサートを開催します。本公演では、ヴィヴァルディの「四季」と、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」という時代も世界観も異なる2つの「四季」が、季節を追った楽章ごとに交互に演奏されます。鍛錬を積みながらも様々な分野で活躍するレイ・チェンの豊かなヴィルトゥオジティ(卓越した技術)を存分に体感できるプログラムとなっています。
レイ・チェンと共演するのは、このコンサートのために特別に編成されたヴィルトゥオージ TOKYO 2026。東京都交響楽団コンサートマスターの水谷晃を中心に結成された弦楽アンサンブルで、メンバーには日本を代表する主要楽団の首席奏者たちが名を連ねます。
レイ・チェン『四季』PV

“クラシック界のインフルエンサー” レイ・チェンの魅力
レイ・チェンは、メニューイン・コンクール、エリザベート王妃国際コンクール優勝をはじめ数々の受賞歴を持ち、名門楽団との共演も数多い実力派でありながら、SNS総フォロワー数は240万人以上を誇る「クラシック界のインフルエンサー」。レイ・チェンのトッププレイヤーとしての歩みは、インターネットを通じて世界中の聴衆へと共有されています。
過去にForbes誌「最も影響力のある30歳未満のアジア人30人」にも選ばれた魅力的なオリジナリティは、ステージ上の演奏だけにとどまりません。
▽起業家としての顔
レイ・チェンはまた、画期的な楽器練習アプリ「tonic」を共同開発し、音楽学習のあり方に変革を起こしました。「tonic」は音楽家や個人が作品や練習を共有できるプラットフォームで、練習中の音の発信や他の人の練習を聞いたり、練習メニューの集計などができる機能を持っています。
▽グローバルな共創
世界中のアマチュアヴァイオリニストに向けた一大プロジェクト「Play with Ray」を主催。このプロジェクトは、世界各国のアマチュア演奏家 、プロを目指す人など誰でも応募できるもので、オンラインオーディションを通じて選ばれたアマチュアプレイヤーがレイ・チェンとプロのオーケストラと共演するという企画です。演奏技術の向上だけでなく、音楽を共に楽しむコミュニティの形成も目指して、立ち上げられました。
2023年にシドニーで開催された際には、なんと1,400名のヴァイオリニストが応募。
伝統とテクノロジーを融合させ、音楽の可能性を拡張し続ける彼の姿勢は、演奏家のみならず、Z世代や音楽初心者、起業家精神を持つビジネスパーソンにも響く存在です。

レイ・チェンが贈るコンサートは、単なるクラシックコンサートではなく、「挑戦する表現者」の姿を間近で見る機会ともいえるでしょう。レイ・チェンの生きた音楽と溢れるエネルギーに触れることで、「自らの可能性を広げる力」を受け取っていただけるはずです。
公演概要
レイ・チェン 2つの「四季」
2月17日(火)19:00 すみだトリフォニーホール
ヴァイオリン:レイ・チェン
チェンバロ:大井 駿
弦楽合奏:ヴィルトゥオージ TOKYO 2026
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ピアソラ:「ブエノスアイレスの四季」
公演詳細はこちら https://classicnavi.jp/ichioshi/post-35537/
主催/ジャパン・アーツ
共催/すみだトリフォニーホール(公益財団法人墨田区文化振興財団)
後援/オーストラリア大使館
協力/ユニバーサル ミュージック
【曲目】
ヴィヴァルディ:《四季》とピアソラ:《ブエノスアイレスの四季》を、下記の順番で演奏。
◆ヴィヴァルディ:「四季」 より「春」
◆ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 より「 ブエノスアイレスの夏」
◆ヴィヴァルディ:「四季」 より「夏」
◆ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 より「ブエノスアイレスの秋」
◆ヴィヴァルディ:「四季」 より「秋」
◆ピアソラ:ブエノスアイレスの四季より「ブエノスアイレスの冬」
◆ヴィヴァルディ:「四季」 より「冬」
◆ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 より「 ブエノスアイレスの春」
ヴィルトゥオージ TOKYO 2026 Virtuosi TOKYO 2026
ヴァイオリン:水谷 晃 戸原 直 依田真宣 對馬哲男 城戸かれん 伊東翔太 鈴木浩司 塚本 禎
ヴィオラ:デイヴィッド・メイソン 木下雄介 杉浦 文
チェロ:伊藤文嗣 森山涼介
コントラバス:石川浩之 髙橋洋太
チェンバロ:大井 駿