ラハフ・シャニ 指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 日本公演

注目の若手指揮者ラハフ・シャニが首席指揮者を務めるロッテルダム・フィルを率いて来日、ミューザ川崎シンフォニーホールで充実の演奏を聴かせた

36歳の若さにして、ベルリン・フィルやウィーン・フィルへの客演の常連となっている実力派の若手指揮者、ラハフ・シャニが首席指揮者を務めるオランダの名門、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日。23日夜、ミューザ川崎シンフォニーホールで首都圏における初日公演を開催した。
この日人気実力を兼ね備えたピアニスト、ブルース・リウをソリストに迎えて、プロコフィエフのピアノ協奏曲、ブラームスの交響曲第4番などのプログラムで聴衆を魅了した。公演の模様を写真特集でご覧ください。
なお、演奏の詳細については26日と27日にサントリーホールで開催される東京公演で速リポをアップします。

(宮嶋極)

ラハフ・シャニが、首席指揮者を務めるロッテルダム・フィルと共に来日(C)Junichiro Matsuo
ラハフ・シャニが、首席指揮者を務めるロッテルダム・フィルと共に来日(C)Junichiro Matsuo
ワーヘナールの序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」で幕を開けた(C)Junichiro Matsuo
ワーヘナールの序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」で幕を開けた(C)Junichiro Matsuo
プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」のソリストに、ブルース・リウが登場(C)Junichiro Matsuo
プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」のソリストに、ブルース・リウが登場(C)Junichiro Matsuo
演奏後、拍手喝采に応えるリウ(左)とシャニ(右)(C)Junichiro Matsuo
演奏後、拍手喝采に応えるリウ(左)とシャニ(右)(C)Junichiro Matsuo
ソリスト・アンコールとして、リウ&シャニがブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を披露した(C)Junichiro Matsuo
ソリスト・アンコールとして、リウ&シャニがブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を披露した(C)Junichiro Matsuo
後半のブラームス「交響曲第4番」(C)Junichiro Matsuo
後半のブラームス「交響曲第4番」(C)Junichiro Matsuo
会場を興奮の渦に巻き込んだ指揮者とオーケストラに、惜しみない拍手が贈られた(C)Junichiro Matsuo
会場を興奮の渦に巻き込んだ指揮者とオーケストラに、惜しみない拍手が贈られた(C)Junichiro Matsuo

公演データ

ラハフ・シャニ 指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 日本公演

6月23日(月)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:ラハフ・シャニ
ピアノ:ブルース・リウ
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
ワーヘナール:序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」 Op. 23
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

ソリスト・アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

オーケストラ・アンコール
メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌Op.19-6
メンデルスゾーン:無言歌集「紡ぎ歌」ハ長調Op.67


※首都圏の他日公演

〇6月26日(木)19:00 サントリーホール
指揮:ラハフ・シャニ
ピアノ:ブルース・リウ
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
ワーヘナール:序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」 Op.23
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」

〇6月27日(金)19:00 サントリーホール
指揮:ラハフ・シャニ
ヴァイオリン:庄司 紗矢香
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲K.492
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98

〇6月28日(土)14:00 横浜みなとみらいホール
指揮:ラハフ・シャニ
ヴァイオリン:庄司 紗矢香
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲K.492
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」

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宮嶋 極

みやじま・きわみ

放送番組・映像制作会社である毎日映画社に勤務する傍ら音楽ジャーナリストとしても活動。オーケストラ、ドイツ・オペラの分野を重点に取材を展開。中でもワーグナー作品上演の総本山といわれるドイツ・バイロイト音楽祭には2000年代以降、ほぼ毎年訪れるなどして公演のみならずバックステージの情報収集にも力を入れている。

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