2025年2月に来日するサカリ・オラモ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の日本ツアーについてご紹介いたします。
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団は、15世紀に創設された市民楽団を起源とするケルンの歴史あるオーケストラ。
その長い歴史の中で、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲やR・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、マーラーの交響曲第3番、第5番など、数々の名作の世界初演を行なってきました。
また、ケルンの貴族・ギュルツェニヒ家の邸宅跡地に建てられ、かつて楽団が本拠としその名の由来にもなった由緒あるホールには、ストラヴィンスキーやベルリオーズなど錚々たる音楽家が登壇しており、まさに欧州のクラシック音楽の歩みそのものを受け継ぐ、伝統と実力を兼ね備えた名門オーケストラです。
そのような歴史あるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団ですが、なんと前回2022年のツアーが初来日でした。
コロナ禍によりまだ海外オーケストラの来日に数々の障壁があった頃、当時の音楽監督フランソワ=グザヴィエ・ロトとともに晴れて来日を果たし、日本の聴衆に大きな衝撃を与えました。
今回の来日ツアーでは、フィンランドが生んだ名指揮者サカリ・オラモが楽団を率います。
ケルン・ギュルツェニヒ管の演奏を「最高品質のオリーブオイルでマッサージされているような」心地よさがあると絶賛するオラモ、今回のプログラムではベートーヴェン:交響曲第7番、マーラー:交響曲第5番他、またソリストにヴァイオリニストの諏訪内晶子、ピアニストの藤田真央を迎え、ブルッフのヴァイオリン協奏曲やシューマン、モーツァルトのピアノ協奏曲を披露します。
ツアーは全国7公演。是非ケルンの由緒ある古豪オーケストラの音色を会場でお楽しみください!
(ジャパン・アーツ)
サカリ・オラモ インタビュー
公演概要
サカリ・オラモ指揮
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
《ジャパン・アーツ主催公演》
■2月10日(月)19:00 サントリーホール
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
(ピアノ:藤田真央)
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
■2月12日(水)19:00 サントリーホール
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 J.306
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26
(ヴァイオリン:諏訪内晶子)
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op.92
■2月16日(日)14:00 横浜みなとみらいホール
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 J.306
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
(ピアノ:藤田真央)
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op.92
《全国公演日程》
2月9日(日)14:00 所沢市文化センター ミューズ
2月10日(月)19:00 サントリーホール
2月11日(火・祝)15:00 ザ・シンフォニーホール
2月12日(水)19:00 サントリーホール
2月13日(木)19:00 東京オペラシティコンサートホール
2月15日(土)15:00 豊田市コンサートホール
2月16日(日)14:00 横浜みなとみらいホール