毎日クラシックナビのレギュラー執筆者である音楽評論家・山崎浩太郎氏が「巨匠指揮者 列伝 名盤でたどる88人」(全2巻、音楽之友社刊)をこのほど出版した。
巨匠と呼ばれた大指揮者(2025年6月時点で物故者)の中から88人を山崎氏がチョイスし、10枚または5枚の主要ディスクを題材にして、その功績を振り返る内容。月刊誌「モーストリー・クラシック」で2009年6月号から23年3月号で連載した「巨匠〝名盤〟列伝」を加筆・修正の上、新規原稿も加えて再構成したもの。
カタカナ表記の50音順で第1巻はア~セ(朝比奈、アーノンクール、アバド、小澤、カラヤン、クーベリック、クライバー、サヴァリッシュ、ショルティほか)の42人、2巻はソ~ワ(チェリビダッケ、トスカニーニ、ハイティンク、バーンスタイン、フルトヴェングラー、ブーレーズ、ベーム、マゼール、ムラヴィンスキー、ヨッフム、ヴァルターほか)の46人を収録している。
山崎氏は筆者あとがきの中で「人生と活動、その時代状況の反映、つまり、彼はそのときそこにいたと、存在証明になるような印象的ディスクを選ぶことを意識した」と述べている。オールド・マニアはもとより、若い音楽ファンにとっても20世紀以降の演奏史を名盤を通して象徴的に俯瞰(ふかん)し、音楽への理解を深めることができる書籍となっている。










