箱根・仙石原で体験する、本物のオペラ。 『ヘンゼルとグレーテル』12月21日(日)上演

東京オペラNEXTが贈る、上質なオペラ体験——早くも第2弾

フンパーディンクの名作オペラ『ヘンゼルとグレーテル』が、箱根・仙石原の特別な舞台で上演されます。音楽監督・村上寿昭による10名編成の室内オーケストラ、一流のソリスト、ナビゲーター・中村靖の解説――贅沢な舞台体験がここに。

Opera in 箱根『ヘンゼルとグレーテル』

■音楽監督・村上寿昭が生み出す壮大な室内オーケストラと一流のソリスト陣

フンパーディンクの名作を10名編成の室内オーケストラで再現するのは、音楽監督・村上寿昭。少人数編成をむしろ逆手にとって、声と器楽の豊かな対話や繊細な音楽表現を通して作品の本質を引き出す。その手腕があるのが指揮者の村上です。

ソリスト陣は新国立劇場など大舞台で活躍する一流歌手たち。なかでも澤武紀行の魔女役は、本場ドイツで何度も演じてきたこの歌手の十八番。熟練の役作りと歌唱が聴き逃せません。

また、ナビゲーターとして、箱根を拠点に日本オペラ界の第一線で活躍するバリトン歌手・中村靖が登場し、物語と音楽の魅力を解き明かします。

NEXT管弦楽団

■演出家・根岸幸が描く魔女の新解釈
物語の核「お菓子の家の魔女」は朝露の精と同じ母から生まれた妖精だった。

友達ができず、寂しさを紛らわすようにお菓子作りに没頭していた魔女は、通りがかった子どもたちをクッキーに変えて自分の部下に。しかし、結局一人ぼっちのまま。そんな魔女の森に、ヘンゼルとグレーテルがイチゴを摘みにやって来るのです――。二人の運命はどうなる!?

会場全体で2人を応援したくなる、温かくもスリリングな物語が展開します。

■本格オペラの醍醐味を、特別な場所で

しかも、日本では極めてまれなドイツ語原語上演。小編成の室内オーケストラ、一流のソリスト、ナビゲーターの中村靖――と揃った贅沢な舞台を、箱根・仙石原という、この物語の舞台を想像しやすい特別な環境で体験できるのは、滅多にない貴重な機会です。

この公演は、地域と一体となって創り上げる芸術です(詳しい地域参加の取り組みはこちら → プレスリリース)。

特別編成の子ども合唱には、箱根の子どもたちが夏休みから練習に熱心に励んでいて、ドイツ語の歌唱や演技にも挑戦します。また、舞台で使用される小道具制作ワークショップには、地域の住民の方々が協力。地域との深いかかわりを通して得られる生きた芸術体験も、この舞台ならではの価値です。

Opera in 箱根『ヘンゼルとグレーテル』

公演概要

Opera in 箱根『ヘンゼルとグレーテル』

作曲:エンゲルベルト・フンパーディンク
日時:2025年12月21日(日)14:00開演
会場:仙石原文化センター
指揮:村上寿昭
演出:根岸幸
出演者:ヘンゼル 十合翔子(メゾソプラノ)/グレーテル 肥沼諒子(ソプラノ)/お父さん 吉川健一(バリトン)/お母さん 高橋華子(メゾソプラノ)魔女 澤武紀行(テノール)/露の精・眠りの精(二役)清野友香莉(ソプラノ)
ナビゲーター:中村靖
合唱:子ども合唱団(特別編成)
室内楽:NEXT管弦楽団・箱根アンサンブル(10名編成)

後援:箱根町、箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)
協力:Opera in箱根2025実行委員会

公演詳細URL: https://operanext.jp/operainhakone2025/

※東京オペラNEXTの第1弾公演『ドン・ジョヴァンニ』(2025年7月)でも、村上寿昭の編曲・指揮による小編成オーケストラと一流ソリスト陣の贅沢な舞台が実証され、高く評価されました。https://classicnavi.jp/newsflash/post-33147/

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