〝日本の聴衆の温かさと熱意を嬉(うれ)しく感じました〟
——エーファ・マリア・トマジ&シュテファン・ドール
2023年の1年間に国内で開催されたクラシック音楽の公演から毎日クラシックナビの筆者を中心とした音楽評論家、ジャーナリストの投票によってベスト10を選出する特別企画「毎日クラシックナビが選ぶ2023年開催公演ベスト10」では、昨年11月のキリル・ペトレンコ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の日本公演が見事1位に輝いた。(毎日クラシックナビが選ぶ2023年開催公演ベスト10 | CLASSICNAVI)
これを受けてオーケストラ・ボード(運営委員会)メンバーの第2ヴァイオリン奏者、エーファ=マリア・トマジと首席ホルン奏者のシュテファン・ドールが共同声明の形で、毎日クラシックナビにコメントを寄せてくれた。
——日本の毎日新聞グループが運営するクラシック音楽専門サイト「毎日クラシックナビ」に寄稿する音楽評論家、ジャーナリスト10人による投票で、昨年11月に行われたキリル・ペトレンコ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の日本公演が2023年のベスト公演に選ばれました。楽団を代表してその受け止めをお聞かせください。
「ベスト公演に選んでいただいたとのこと、楽員一同大変うれしく、そして光栄に感じています!」
——23年の日本ツアーを振り返って、特に印象に残ったことをご紹介ください。
「首席指揮者のキリル・ペトレンコとの初めての日本ツアーであり、日本へは4年ぶりのことだったので感慨深いものがありました。 日本で行ったどのコンサートにもいえることですが、日本の聴衆の温かさと熱意をとても嬉しく感じました。 私たちにとって〝故郷に帰ってきた〟ような気持ちにさせられる(サントリーホールやミューザ川崎シンフォニーホールなどの)慣れ親しんだコンサートホールでの公演はいずれも素晴らしかったですし、初めての姫路での演奏、そして久しぶりの高松でのステージもとても興奮しました。ありがとうございました」